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 「シルバーウイーク」初日の19日、各地の高速道路は料金が「上限1000円」になった効果もあって未明から渋滞が始まった。

 料金1000円の恩恵を主に受けているのは、気軽に遠出ができるようになったマイカー利用者や行楽客が増加した観光地。一方、渋滞に巻き込まれるトラックの運転手や、高速バスの利用者は渋い表情だ。民主党政権が掲げる2012年までの料金無料化の実現をどう受け止めているのか。サービスエリアや高速バスのターミナルで話を聞いた。

 この日午前8時、東名高速道路の海老名サービスエリア(神奈川県)の駐車場は既に8割が埋まっていた。

 家族3人で伊豆半島に向かう途中で立ち寄ったという東京都の会社員坂口喬さん(38)は「これまでは料金を気にして行き先を決めていたが、好きな所に行くようになった」。渋滞は織り込み済みで、都内の自宅を午前7時に出発したという。

 サービスエリアの焼きそばの売店も、3月に料金が上限1000円になって以来、週末は朝から夕方まで客がとぎれることのない忙しさ。女性店員は「無料になると、平日もこの忙しさになるのでしょうか」とうれしい悲鳴を上げた。

 一方、長距離トラックの運転手たちは迷惑そう。未明に都内まで荷物を運び、ここで休憩した後は、名古屋まで戻るという浜崎哲士さん(35)は「料金が1000円になる週末は到着時間がよめなくなった。無料化されたら、もっと渋滞が増えるのでは」と不安をのぞかせた。

 高速バス業界への影響も大きい。今年のお盆も利用客は10~20%も落ち込み、「無料化になれば、さらに利用客は減る。高速バスの事業自体が危機的状況に陥りかねない」と社団法人「日本バス協会」は警戒感をあらわにする。

 前日の18日夜、大きな荷物を抱える人でごった返す東京・新宿駅西口の高速バス乗り場。家族3人で岡山に帰省するという千葉県浦安市の団体職員駒井浩二さん(33)は「不況で家計も厳しくなってきたので、この安さは魅力。高速道路の無料化は車を持っていない私にはメリットがないし不公平に感じますね」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090919-00000552-yom-soci
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