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 富士通研究所は11月17日、車両の周囲360度の景色をほぼリアルタイムに映像化して、車載モニターなどに表示する技術を開発したと発表した。運転者の視界確認を支援する機能に応用できるという。

 同技術は、車両の前後左右に4カ所に設置したカメラの映像を短時間で処理し、360度の映像を立体表示する。個別のカメラの映像を切り替えることなく、1つの画面内で、例えば車体左側面のミラーで死角となる部分を任意に拡大表示させたり、後方部分の映像へスムーズに移動したりできる。

 通常、運転者は視界確認にバックミラーやサイドミラーを利用するが、ミラーには死角が存在するため、近年は車載モニターで視界確認を補助する車両が増えつつある。一般的な車載モニターでは、表示可能な場所が前後左右の一方向だけだったり、車両上部からの俯瞰図で周囲を表示したりするが、富士通の技術では任意の位置を表示できる。

 実証用システムでは、4台のNTSCカメラとOpenGL ES準拠の富士通マイクロエレクトロニクス製SoC(System on Chip)のLSI「MB86R01」、独自の映像処理アルゴリズムを利用して、30ミリ秒の低遅延で4つのカメラからの映像を立体処理できることを確認した。

 同社では2~3年後の実用化を目指している。これにより、トラックなど大型車両における視野の確保や、合流路における車両の側面後方の確認を支援でき、接触事故などの低減につながると期待されているという。

 今後は、運転者の動作に合わせて表示映像を切り替えるなど、自動車メーカーも含めた製品化の協議に着手する予定だとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081117-00000071-zdn_ep-sci
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