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日産自動車は8日、小型エンジンに過給器(ターボ)を付けて高出力を引き出す「ダウンサイジング」と呼ばれる新型エンジンを2010年から順次、小型車に採用する計画を明らかにした。パワーを引き上げ、約3割程度排気量の大きなエンジンと同等の出力を実現させ、燃費向上や二酸化炭素(CO2)排出量の削減をアピールする。
同様のエンジンを搭載した自動車はすでに欧州メーカーが日本市場に投入しているが、主力車種に位置付けるのは日本メーカーでは初めて。同社は来年、ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)も投入予定で、環境対応の3本柱を整備。消費者のエコカーニーズの高まりに対応する。
◆小型SUVに採用
開発中の新型エンジンは、排気量が1600ccで、エンジンに圧縮空気を送り込んで出力を高めるターボを装着。通常の2000~2200ccクラスと同等の180馬力程度ながら、燃費は従来の1600ccエンジンとほぼ同等とする。まず10年に投入する新型の小型SUV(スポーツ用多目的車)「カザーナ」(仮称)と、世界戦略のセダンに位置づけている「ティーダ」に搭載する予定。このほか、1200ccクラスのエンジン開発も計画している。
排気量が小型ながらも、ターボやスーパーチャージャーといった過給器で出力をアップさせる「ダウンサイジング」エンジンは、燃費向上とパワーアップを両立させる技術として、欧州車が先行して取り入れている。独フォルクスワーゲン「ゴルフ」シリーズの「TSIエンジン」がその代表格。世界で最大規模の販売台数を誇る同車の人気を牽引(けんいん)する理由の一つとされる。仏シトロエンも「C4ピカソ」に同様のエンジンを搭載し、2月に日本で販売を始めたばかり。
自動車の低燃費化技術では、欧州勢と日本ではアプローチが異なっている。欧州では排ガスに含まれる不純物を取り除くクリーンディーゼルエンジンとダウンサイジングが主流で、内燃機関の改良で環境対応を図る考え方が主流。これに対し日本では、トヨタ自動車の「プリウス」やホンダの「インサイト」のように、エンジンと電気モーターを組み合わせるHVによるアプローチが中心で、この分野では世界的に大きく先行している。
◆トヨタ・ホンダ追撃
日産は1990年代後半の経営危機の際、就任直後のカルロス・ゴーン社長がHV開発の中断を決めた。「HVはEV普及までのつなぎにすぎない」という判断で、開発力を既存のガソリンエンジンとEV、将来の主流とされる燃料電池車に開発を集中させる戦略をとった。06年にはHV開発を再開し、トヨタやホンダに後れをとったものの、来年には独自技術による大型・高級車の後輪駆動HVを投入する。これに加え、EVについても本命とされるリチウムイオン電池を搭載した小型車を10年に市販し、シリーズ化も計画している。
HVを製品化していないために環境対応車では大きく出遅れたイメージがついた日産だが、来年には一気に3本柱を投入することで、巻き返しを図りたい考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090408-00000031-fsi-bus_all
同様のエンジンを搭載した自動車はすでに欧州メーカーが日本市場に投入しているが、主力車種に位置付けるのは日本メーカーでは初めて。同社は来年、ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)も投入予定で、環境対応の3本柱を整備。消費者のエコカーニーズの高まりに対応する。
◆小型SUVに採用
開発中の新型エンジンは、排気量が1600ccで、エンジンに圧縮空気を送り込んで出力を高めるターボを装着。通常の2000~2200ccクラスと同等の180馬力程度ながら、燃費は従来の1600ccエンジンとほぼ同等とする。まず10年に投入する新型の小型SUV(スポーツ用多目的車)「カザーナ」(仮称)と、世界戦略のセダンに位置づけている「ティーダ」に搭載する予定。このほか、1200ccクラスのエンジン開発も計画している。
排気量が小型ながらも、ターボやスーパーチャージャーといった過給器で出力をアップさせる「ダウンサイジング」エンジンは、燃費向上とパワーアップを両立させる技術として、欧州車が先行して取り入れている。独フォルクスワーゲン「ゴルフ」シリーズの「TSIエンジン」がその代表格。世界で最大規模の販売台数を誇る同車の人気を牽引(けんいん)する理由の一つとされる。仏シトロエンも「C4ピカソ」に同様のエンジンを搭載し、2月に日本で販売を始めたばかり。
自動車の低燃費化技術では、欧州勢と日本ではアプローチが異なっている。欧州では排ガスに含まれる不純物を取り除くクリーンディーゼルエンジンとダウンサイジングが主流で、内燃機関の改良で環境対応を図る考え方が主流。これに対し日本では、トヨタ自動車の「プリウス」やホンダの「インサイト」のように、エンジンと電気モーターを組み合わせるHVによるアプローチが中心で、この分野では世界的に大きく先行している。
◆トヨタ・ホンダ追撃
日産は1990年代後半の経営危機の際、就任直後のカルロス・ゴーン社長がHV開発の中断を決めた。「HVはEV普及までのつなぎにすぎない」という判断で、開発力を既存のガソリンエンジンとEV、将来の主流とされる燃料電池車に開発を集中させる戦略をとった。06年にはHV開発を再開し、トヨタやホンダに後れをとったものの、来年には独自技術による大型・高級車の後輪駆動HVを投入する。これに加え、EVについても本命とされるリチウムイオン電池を搭載した小型車を10年に市販し、シリーズ化も計画している。
HVを製品化していないために環境対応車では大きく出遅れたイメージがついた日産だが、来年には一気に3本柱を投入することで、巻き返しを図りたい考えだ。
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