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 エコグッズをスタートに物々交換を重ね、最終的にはエコカーとして知られるプリウスを目指す「エコわらしべ長者の旅」を、福岡県飯塚市の自営業、清輔(きよすけ)なつきさん(23)が続けている。すでに日本各地の4人とヒッチハイクで物々交換を果たし、開始時の3000円相当のエコグッズは、中古車のパジェロミニに“変身”した。

 清輔さんは「環境問題を考えながら、楽しく人との繋(つな)がりが生まれる企画。海外の人とも交換したい」と意気込んでいる。
 昨年10月、環境問題に取り組むヒッチハイクの旅を思い立った清輔さん。各地で1人でゴミ拾いを続けてみたが、単独での行動に限界を感じ、その輪を広げていきたいと考えるようになった。
 その過程で頭に浮かんだのが、おとぎ話「わらしべ長者」。環境に対する関心の高い人々と物々交換を重ねることで、エコグッズを大きなエコ活動に成長させたいと、夢は膨らんだ。
 昨年11月、物々交換の相手を募集するホームページを立ち上げ、交換相手の募集を開始。環境問題に関する大学のイベントなどにも参加し、宣伝を重ねた。
 その努力が実り、約1カ月後に、1回目の交換相手が見つかる。相手は佐賀県太良町の主婦、羽鶴志津子さん(37)。清輔さんが準備した箸(はし)や買い物バッグなどのエコ3点セットは、スポーツ用のブルゾンと水ふき用クロス、風呂敷の3点セットに変わった。羽鶴さんは環境問題に興味がなかったが、ネットで清輔さんの運動を知り、「手伝いたい」と思ったという。
 その後、ブルゾンなど3点セットは、毛皮のコートと交換され、次に15万円相当のカメラに変わる。「交換してから、大阪の粗いゴミの分別の仕組みや地球温暖化に危機感を抱くようになった」とカメラを提供した大阪府枚方市のカメラマン、須貝晋一朗さん(49)。
 カメラはさらに化けた。4回目の交換の相手は埼玉県入間市の会社員、菊池政次さん(42)。菊池さんがカメラの交換相手として差し出したのは中古車のパジェロミニだった。「車は会社への通勤に使っていたが、電車通勤に変えたのでもてあましていた。清輔さんのユニークな活動に強いメッセージを感じ、応援したいと思った」と菊池さんは語る。
 現在、清輔さんはパジェロミニを交換してくれる相手を募集中だ。二酸化炭素の排出量が少ないハイブリッド車で環境に配慮した乗用車として知られるプリウスと交換するまで旅は続けたいという。
 プリウスへの交換を達成した際には、プリウスに乗って植樹をしながら日本を一周する旅に出るという。清輔さんは「洞爺湖サミットも近いので環境に興味を持つ人を増やしたい。物を大きくするだけでなく、環境の輪を広げる“エコ人間”のわらしべ長者になりたい」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080705-00000909-san-soci
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