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 米ゼネラル・モーターズ(GM)は今年末までに、インド市場に新開発の小型車を投入する見通しだ。価格は40万ルピーと設定している。一方、発売を控えたタタ・モーターズの超低価格車「ナノ」の予約販売が、23日に開始する。同社筋は、当初100万台の予約があるとみており、世界的に話題を呼んでいるナノ投入で攻勢に出る構え。ほか各社が小型車の投入を急いでおり、小型車市場でシェア争いが激化するとみられる。

 20日付地元各紙によると、GMの新型車は車名をはじめ詳細は明らかになっていないが、インド国内から部品の50%を調達するとみられている。
 
 先進国市場の冷え込みで業績低迷にあえぐGMだが、インドでは小型車の販売が好調なことから、新ブランドの発表で小型車のラインアップを強化する。
 
 ■「シボレー・クルーズ」投入
 
 GMはまた、今年後半には小型車の新モデルを投入する。GMインディアのアロラ副社長によると、今年下期に小型セダン車「シボレー・クルーズ」を発表する。価格は120万~140万ルピー。今年通年では3車種を投入する計画で、すでに「キャプティバ・オートマティック」を発売している。
 
 GMインディアの昨年通年の新車販売台数は6万5,700台で、目標の7万4,000台を下回ったものの、今年1、2月は「回復基調に入った」(アロラ副社長)としている。GMが3億米ドルを投じたマハラシュトラ州プネ近郊のタレガオン工場は昨年、操業を開始。年間14万台の生産体制を整備しており、今後の需要増に対応する。
 
 ■「ナノ」7万ルピー予想も
 
 タタ・モーターズは23日に、ナノの予約受付を、同社のディーラーと商業銀行最大手ステイト銀行(SBI)の全国の支店で開始する。価格は未公表だが、20日付エコノミック・タイムズは「7万ルピーほど」と報じた。
 
 タタの超低価格車ナノは昨年1月に初めて公開された。当初、価格は10万ルピーと公表され、世界一安い新車として話題となった。この影響で、インド国内の中古車市場では販売が25~30%も落ち込んでいることが報じられるなど、自動車業界に影響を与えている。
 
 地場格付け会社クリシルは、ナノ発売でインドの自動車市場は65%拡大し、販売台数は前年比20%増と2けたの伸びをみせると予測する。
 
 エコノミック・タイムズによると、ナノは当面、北部ウッタラカンド州のパントナガル工場から出荷する。ただ、同工場の生産能力は年3万6,000のため、需要増に伴い、グジャラート州アーメダバード近郊のサナンド工場(年産25万台体制)で生産する見込みという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090323-00000016-nna-int
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