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 来年1月にミシガン州デトロイトで開かれる北米最大の自動車ショー、北米国際自動車ショー(デトロイトショー)で、大手メーカーが出展を見送る異例の事態が起きた。日産自動車、三菱自動車、スズキの日本メーカー3社が25日、見送りの方針を明らかにした。米国での新車販売が低迷しているため経費削減を優先させる狙いで、米国市場の地位低下が鮮明になってきた。

 デトロイトショーは世界5大自動車ショーの一つ。世界最大の自動車市場である米国で年明け早々に開かれることから、各社の首脳が集まって次期主力車種を披露する「世界一華やかな自動車ショー」(日本メーカー)として知られてきた。

 しかし金融危機の深刻化で、10月の米国新車販売台数は前年同月比約32%減。「米国の販売環境は月を追うごとに悪化しており、底が見えない」(日産自動車幹部)状況だ。トヨタ自動車が10月に09年3月期連結の営業利益見通しを前期比約74%減に下方修正するなど、北米の冷え込みは日本メーカーの業績も直撃しており、各社は国内外で減産や人員削減に追われている。

 特にデトロイト一帯はビッグスリーの経営危機で失業率が急激に高まった。ミシガン州の10月の失業率は前月の8・7%から9・3%に上昇。米国全体の失業率6・5%を大幅に上回り「新車販売を喚起できる状況ではない」(関係者)という。

 自動車ショーに出展するには、車両の運搬費や人件費など数億円単位の経費がかかる。北京や上海の自動車ショーが5大ショーに匹敵する規模に発展するなど、新興国の急成長で自動車ショーの開催地も増えるなか「米国だけを特別視してはいられない」(同)とも言われ始めた。日産は2月にイリノイ州シカゴで開催される自動車ショーへの出展も見送る。

 今月19日に開幕したカリフォルニア州ロサンゼルスの自動車ショーでは、財政難から米ゼネラル・モーターズとクライスラーが新モデルの発表を見合わせた。ビッグスリーの地位低下に伴い、米国の自動車ショーも存在感を落としつつある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081125-00000112-mai-bus_all
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