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 石油元売り最大手の新日本石油は23日、8月出荷分のガソリンなど石油製品の卸価格を7月に比べ1リットルあたり6円引き上げることを明らかにした。ジャパンエナジーも同6~7円値上げする予定。原油価格の高騰で原油調達コストが増加したためで、レギュラーガソリンの全国平均店頭価格が、8月に1リットルあたり190円に迫る可能性もある。8月は最大のガソリン需要期だが、一段の店頭価格の上昇によって行楽や帰省での自動車利用が減少し、ガソリン販売の大幅な落ち込みが避けられない情勢だ。

 新日石とジャパンエナジーによると、ニューヨーク原油相場の下落基調で、足元の原油調達コストは減少している。しかし、月前半の原油高騰で調達コストが上昇し、その分を来月の卸価格に反映させるとしている。

 一方、卸価格を1カ月に2回見直している出光興産の天坊昭彦社長は、同日の石油連盟会長会見で、出光の8月前半分の卸価格が「横ばい」になる見通しを示した。月後半の原油価格が下落したためで、卸価格の据え置きは今年4月後半分以来。ただ、同社が7月後半に打ち出した、1リットルあたり4・4円の卸価格の値上げは店頭価格に浸透しておらず、未転嫁分は8月前半の卸価格に上乗せする方針。

 石油情報センターによると、14日時点のレギュラーガソリンの全国平均店頭価格は1リットルあたり181・3円と、前年同期に比べ3割程度上昇。元売り各社が8月に実施する卸価格の値上げが店頭価格にそのまま浸透すれば、平均価格が190円に迫る可能性もある。

 ただ、ガソリン価格が高値を続ける中、ガソリン需要は低迷している。7月のガソリン販売量は出光が7%減、ジャパンエナジーが15%減となる見込み。また、需要が通常月に比べ1割以上も伸長する8月も、ジャパンエナジーでは15%の減少を予想している。

 販売が急減する中、販売数量の確保に向けた値下げ競争も、ガソリンスタンド(GS)間で激化している。全国約4万4000店のうち7割が赤字経営とされGSの淘汰(とうた)が一段と進みかねない状況だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000012-fsi-ind
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