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 トヨタ自動車が3月から、中国天津市でSUV(スポーツ用多目的車)「RAV4」を現地生産することが26日、分かった。トヨタが中国でSUVを量産するのは初めて。“トヨタショック”といわれた昨年11月の業績下方修正後、初めて中国で新車種の生産に踏み切り、欧米同様に販売不振が深刻化してきた中国市場で需要を喚起する。

 RAV4を生産するのは第一汽車集団との合弁会社「天津一汽トヨタ」。2008年から生産準備を進め、当初は今年1月からの生産開始を計画していた。生産量は年間5万台前後とみられる。トヨタは四川工場(四川省成都)で、高級SUV「ランドクルーザー」を生産しているが、生産量は年間1万台強にとどまっている。

 中国でのRAV4の販売台数は、07年(1~12月)が前年比3.1倍の約5600台。08年は1~11月で5700台と11カ月間で07年実績を上回るなど好調に推移しており、現地生産により拡販を狙う。

 09年3月期の連結営業損益が1500億円の赤字に転落する見通しのトヨタは「基本的に能力増強プロジェクトはすべて延期する」(渡辺捷昭(かつあき)社長)方針。しかし、中国で売れ行き好調なRAV4の生産に踏み切ることで、中国市場での販売減少を食い止めたい考えだ。

 中国の自動車市場はここ数年、年率20%以上の成長を続けてきたが、世界同時不況の影響で昨年秋以降は失速。トヨタは昨年、前年比2割増の約60万台(輸入車を含む)を販売したものの、当初計画の70万台を10万台近く下回る結果となった。これを受け、10年代初頭に掲げていた「年間100万台の販売」という中期目標の達成は困難な状況で、計画を見直す方針を明らかにしている。

 RAV4は田原工場(愛知県田原市)と豊田自動織機長草工場(愛知県大府市)の国内2拠点で生産してきたが、昨年11月からカナダ第2工場(オンタリオ州)で生産を開始。中国・天津はカナダに続き、海外では2番目のRAV4の生産拠点となる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090126-00000031-fsi-ind
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