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 トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)、新型「プリウス」にブレーキの不具合が発生した問題で、同社が国内でリコール(無料の回収・修理)に踏み切る方針を固めたことが7日分かった。国土交通省との最終的な調整を進めており、同省が近く発表する。

 トヨタはこれまで、この問題について「(運転中の)お客さまの感覚と車両の挙動がずれている。ブレーキをしっかり踏めば止まる」(横山裕行常務役員)などと説明。構造上の欠陥ではないとし、自主改修で対応する方針だった。しかし情報開示の遅れなどによるイメージ悪化を受け、自主改修よりも強制力のあるリコールを余儀なくされた。17万台以上が対象になるとみられる。

 無償修理では、滑りやすい路面でブレーキを踏んだ際、車輪がロックして車体の横滑りを防ぐ「ABS(アンチ・ロック・ブレーキ・システム)」の電子制御プログラムを修正する。トヨタはすでに1月以降、ユーザーからの求めがあれば、販売店を通じて自主的な改修に応じている。

 新型プリウスは、すでに米国など世界約60カ国・地域で30万台以上が販売されている。トヨタは海外でもリコールや自主改修を行う方針。

 高級HV「レクサスHS250h」やHVセダン「SAI(サイ)」にも、新型プリウスと同様のブレーキシステムが採用されていることから、トヨタはこれらについても不具合の有無を調べ、リコールするべきかどうかを判断する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100207-00000508-san-bus_all
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