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 世界規模に拡大した金融危機が、米大手自動車メーカー3社(ビッグ3)を直撃している。10日、最大手ゼネラル・モーターズ(GM)による3位クライスラーの買収協議が表面化した。さらに2位フォードが傘下のマツダ株売却の検討に入った。生き残りをかけた再編、リストラを迫られるビッグ3。米メディアは「GMが米連邦準備制度理事会(FRB)に特別融資を求める公算」とも報じており、自力再建できるのかギリギリの局面が続いている。

 GMは、証券大手リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)以降、きわめて厳しい事態に陥っていた。もともと低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に絡む不良資産を抱えて業績の悪化していた金融関連の元子会社GMACが、自動車ローンの大量の焦げ付きなどで経営危機に直面。GMの本業、自動車販売も「リーマン・ショック」で客足が途絶え、大幅に落ち込んだ。

 以前から低水準だった株価は一段と下落し、9月26日に10ドル割れ。10月9日には4ドル台まで急落し、市場で飛び交う「会社更生手続きを進めるのではないか」との憶測の火消しにGM側は追われ続けた。GMはあえてビッグ3の一角、クライスラーの買収に打って出ることで起死回生を狙った形だが、先行きに明るい展望があるわけではなく、GMの苦境を救う手立てになるかは未知数だ。

 マツダ株の売却に動いたフォード・モーターも、苦境に立たされているのはGMと同じ。フォードの株価は10日、1ドル台まで落ち込み、資金繰りに行き詰まる恐れが出てきた。マツダ株はフォードにとっては貴重な虎の子だが、運転資金捻出(ねんしゅつ)のために手放さざるを得なくなった。

 金融危機の深刻化で、銀行の貸し渋り傾向が日に日に強まっており、GMもデトロイトの本社売却など資産の切り売りで難局打開を目指すが、資金繰りの展望は一向に開けていない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000102-mai-bus_all
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