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 交差点に設置した光ビーコンを活用して、衝突事故などが起きる前にドライバーに音声で警告する「安全運転支援システム」(DSSS)の走行実験が、今月28日まで東京・お台場で一般公開されている。

 なぜ事故の危険を察知できるのか--。“未来の車”に同乗して、その秘密を探った。

 東京・お台場のゆりかもめ「テレコムセンター駅」近くの片側1車線の道路。信号機のない丁字路交差点に、車がさしかかると、突然、車内に警告音が鳴り、「左からの自転車に注意してください」という音声が流れた。カーナビの画面には瞬時に自転車のイラストが浮かび上がる。スピードを落として交差点の前で一時停止した直後、目の前の横断歩道を左から右へと自転車が通過していった。

 すぐ近くの見通しの悪い交差点でも再び、「脇道からの飛び出し車両に注意してください」という音声が流れる。お台場のコースを約30分かけて1周するうちに警告が鳴ったのは7回。いずれも警告がないと、事故につながるケースだった。

 警察庁が「究極の交通事故防止システム」としているDSSSは、交差点や路上に張り巡らされた「光ビーコン」とカメラが支える。

 横断歩道に設置されたカメラが自転車や歩行者を感知し、交差点近くに設置された光ビーコンが車の走行をとらえると、自転車や歩行者の情報を無線で車のカーナビに送り、カーナビのソフトが、車の速度などから「事故の危険性」を計算して警告を鳴らす仕組みだ。車同士の衝突だけでなく、左折時の巻き込みや前方の停車車両への衝突など8種類の危険を予想できる。

 赤外線で通行車両を認識する光ビーコンは1996年から渋滞情報の収集のため全国の交差点に導入され、すでに5万台以上が設置されている。警察庁はこれを活用し、2010年度から全国の事故多発地点の交差点などにカメラを付けて実用化する方針。来年初めにも市販されるソフトを、道路交通情報通信システム(VICS)対応カーナビに読み込めば誰でも利用できる。

 28日まで東京・お台場の「日本科学未来館」などで実施されている一般公開では、事前に申し込んでいた人なら走行実験を体験できるほか、DSSSシステムの展示会なども開かれている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090226-00000604-yom-soci
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