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 1台の車を複数の会員で使いあう「カーシェアリング」が脚光を浴びている。もともとは、自動車の台数を減少させて交通渋滞の緩和や二酸化炭素(CO2)の削減を目指す法人会員が多かったが、最近は深刻な不況を背景に、車にかかる経費を減らしたい人たちの入会も増えている。【柳原美砂子】

 「駐車場代やガソリン代、車検代などの諸経費を考えると得なんです」。福岡市東区の女性会社員(37)は昨年8月、ガソリンの高騰をきっかけにマイカーを人に譲り、マツダレンタカー(広島市)が展開する「カーシェア24」に入会した。

 普段は自転車や公共交通機関を使い、月に2~3回、大型商業施設への買い物などに利用する。料金プランは2通りあり、この女性の場合、月額基本料金は1050円で、車の使用料はガソリン代込みで15分315円。「費用は最も多い月で約1万円。以前は駐車場代だけで1万円以上かかっていた。不況で物価高なので切れる出費は切りたい」と話す。

 同社は05年にカーシェアリングを始め、824個人・法人の会員(昨年11月末段階)がいる。福岡、神戸など6都市に16の無人ステーションがあり、会員は24時間の利用が可能。同社の試算では、約120万円の車を買って5年使い、年間約5000キロ走った場合、毎月約5万8000円が必要だが、カーシェアリングなら1日3時間、週2回利用しても、約2万4000円(月額基本料金4200円の場合)で済むという。

 会員数は、ガソリンが高騰した昨年4月以降急増し、昨年9月末までの半年間で約2割増えたという。担当者は「当初は環境保全が目的の法人会員が多かったが、最近は節約のために加入する個人が目立つ」と語る。

 環境問題に取り組む北九州市のNPO法人「タウンモービルネットワーク北九州」は昨年3月から、同市八幡東区の分譲マンションなど2カ所で、住民を対象としたカーシェアリングを九州で初めてスタートした。軽自動車1台ずつを駐車場に置いて、会員登録した住民が共同利用する。同NPOは「台数を増やして利便性を高めれば利用しやすくなる。近隣のマンションにも広げたい」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090107-00000014-maiall-bus_all
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