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 トヨタ自動車は23日、株主総会後の取締役会で、豊田章男副社長の社長昇格を正式に決めた。章男氏は豊田章一郎名誉会長の長男で、実質的な創業者である故豊田喜一郎氏の孫。創業家出身の社長は14年ぶりとなる。

 豊田新社長の最大の課題は業績の立て直しだ。金融危機後の自動車市場の収縮を受けて、平成21年3月期の連結業績は、本業のもうけを示す営業損益が4610億円の赤字(前期は2兆2703億円の黒字)となり、昭和16年の決算公表以来、初の赤字に転落。平成22年3月期の連結営業損益はさらに悪化し、8500億円の赤字になるとみている。

 業績悪化の背景にあるのは、拡大し続けてきた生産体制にある。14年以降、旺盛な自動車需要を背景に世界各地に生産拠点を開設し、年間約50万台のペースで販売台数を伸ばしてきた。20年の世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車含む)は897万台に達し、米ゼネラル・モーターズ(GM)を上回り、悲願の世界一に立った。だが、金融危機後、自動車需要が急速に落ち込み、生産能力と需要のギャップが大幅な業績の悪化を呼んだ。

 このため、国内外の工場のリストラは不可欠とみられ、豊田新社長がいかに大なたを振るうかに、業界の注目が集まる。この日の株主総会と取締役会では、中部国際空港社長に転出していた稲葉良●(=目へんに見)(よしみ)氏らOB3人や、トヨタ生産方式を生み出した故大野耐一氏の最後の弟子の一人といわれる林南八技監が取締役に選任された。いずれも「現場第一主義」を掲げる豊田新社長の「眼鏡にかなった人材」とされ、「チーム章男」を中心に難局に挑むことになる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090623-00000598-san-bus_all
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