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 トヨタ自動車、ホンダなど自動車大手8社の8月の国内新車販売が、前年水準に回復する見通しであることが28日分かった。登録車と軽自動車を合わせた27日現在の8社合計の販売台数は約18万4千台と、前年同月実績を0・6%上回っており、月末時点での前年並みへの回復がほぼ確実な状況だ。上期(1~6月)の累計で21%減と大きく落ち込んだ自動車販売に、エコカー減税効果などによる持ち直しの兆しが鮮明になってきた。

 メーカー別で前年超えが確実なのは、ハイブリッド車(HV)が好調なトヨタとホンダ。トヨタはHVの新型プリウスやミニバンが好調で、レクサスを含む販売台数は27日現在、前年同月比12%増の約6万1200台で、13カ月ぶりの前年超えを確実としている。

 ホンダも、HV「インサイト」などが好調で、27日現在、同10%増の2万9700台と、2カ月連続の前年超えとなる見込みだ。

 電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」の納車を始めた三菱自動車も健闘し、27日現在で同1%増の約8400台と前年並みのペースで推移している。

 ただ、HVやEVの投入で出遅れた日産自動車は、6%減の約2万6千台と伸び悩んでおり、「“目玉”の次世代エコカーを持っているかどうかで、差がつき始めている」(岡三証券の岩元泰晶アナリスト)。

 一方、大手8社が28日発表した7月の生産、輸出実績によると、国内生産は全社で前年割れとなった。ただ6月に比べ、落ち込み幅はトヨタが1・7ポイント改善し前年同月比29・5%減となるなど、スズキとダイハツ工業を除く6社で減少率が縮小した。

 また、新興国需要の伸長で海外生産も復調傾向にあり、スズキは主要市場のインドで生産が3割増えた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000048-san-bus_all
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