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 空前のガソリン価格高騰を受けて三菱自動車やダイハツ工業などの自動車大手は、今月下旬から今秋にかけて、燃費の優れた軽自動車を中心に新型車や改良車を発売する。景気後退も逆風となって国内の自動車販売台数が低迷している中で、各社は低燃費を武器に消費者の取り込みを狙う。
 三菱自動車は天井を高くし、室内空間にゆとりを持たせた軽自動車の新型車「トッポ」を9月中旬に発売する。天井が高い車は小さな子供のいる家族らに人気があり、かつて車名に使っていた「トッポ」の名を約5年ぶりに復活させる。さらに、前面デザインや内装などを変更して主力車の「eKワゴン」を8月21日に発売。「パジェロミニ」を9月上旬に発売する。三菱の1~7月の軽自動車の新車販売台数は前年同期比13・2%減と不振だったが「新車の発売で巻き返したい」(広報部)と意気込む。
 一方、ダイハツは軽自動車の新型車「ムーヴ コンテ」を8月25日に発売する。スズキは人気車の「ワゴンR」を今秋、ホンダも主力車「ライフ」を年内に全面改良して迎え撃つ。
 トヨタ自動車は全長を3メートル弱に抑え、燃費性能が優れた小型車「iQ」を年内に売り出す考えで、軽自動車、小型車市場を舞台にした顧客争奪戦が激しくなりそうだ。自動車大手幹部は「自動車が必要な消費者も多く、低燃費などのニーズに応えた車ならば買ってもらえる」と自信を示す。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080822-00000914-san-soci
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