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 民主党が衆院選のマニフェスト(政権公約)に盛り込んだ「高速道路原則無料化」が、仙台市内のカー用品店などで自動料金収受システム(ETC)車載器の販売に影響を与えている。民主党政権が実現すれば、いずれ車載器が不要になると購入をためらう消費者が増え、春に過熱したETCブームが落ち着きつつある。メーカー側も需要予測に悩み、さらなる増産は控える意向だ。

 イエローハット西多賀店(仙台市太白区)ではETC車載器の購入費助成制度が始まった3月中旬から希望者が殺到。3、4月で600台が売れ、在庫切れが続いた。

 ところが6月ごろから売れ行きが徐々に落ち着き、お盆すぎには1日2台程度のペースに。春には在庫切れで予約販売だけだったが、最近は商品が入荷し店頭に並ぶようになった。

 同店は「民主党政権になると車載器はいらなくなるのかと、年配の方を中心に聞かれる機会が増えた」と衆院選の影響を指摘する。

 同店で車載器を見ていた青葉区の会社員男性(24)は「高速道路はたまにしか使わないし、将来無料になるなら今買う必要があるのか悩む」と迷っていた。

 ネッツトヨタ仙台日の出店(仙台市宮城野区)では車載器の在庫に関する問い合わせが4月には1日10~15件あった。それが8月に入ると1日2件ほどに減った。

 同店は「春は入荷時期が分からないほどの人気ぶりだった。最近は購入をためらう人が目立つ。高速道路が無料になると車載器はいらないのかと質問されることが多い」と話す。

 車載器メーカーは春に殺到した注文に応じるためフル稼働状態だが、生産ラインの増強には至っていない。三菱電機やパナソニックは「需要がいつまで続くか見通しを立てにくい」と口をそろえている。


[高速道路原則無料化] 民主党は首都高速など一部路線を除き、高速道を2010年度から段階的に無料化するとマニフェストに掲げた。国民負担や物流コストを抑えることで「最大7.8兆円」の経済効果があると主張している。政府・与党は今年3月末にETC車載器の搭載車を対象にした現行の大幅割引を導入。11年3月末まで継続する方針を打ち出している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000021-khk-l04
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