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 トヨタ自動車の豊田章男社長は17日、東京本社で記者会見し、ハイブリッド車の新型「プリウス」のリコール(回収・無償修理)など一連の品質問題に対する取り組みの進ちょく状況を説明した。その中で「わたしは米国法人の経営陣に対し、多大な信頼を置いている。彼らが議会の懸念にお答えできる。わたしは社内での変革を優先させたい」と述べ、今月下旬に同社の品質問題をめぐって開かれる米議会の公聴会に出席する考えがないことを明らかにした。

 米下院監督・政府改革委員会による公聴会が今月24日に行われる予定で、豊田社長自身の出席を求める声も出ていた。トヨタとしては、北米トヨタの稲葉良※社長(※=目ヘンに見)が招請を受けて証言する予定だ。

 また、国内でリコール対象となったプリウス約20万台の改修状況については「2月末で7、8割程度改修できる」と述べ、作業が順調に進んでいることを明らかにした。同社は今月9日にリコールを発表した際、3カ月以内に90%の修理を完了させる方針を示していた。

 豊田社長はブレーキ問題に関し、アクセルとブレーキが同時に踏まれた場合、ブレーキが優先される「ブレーキ・オーバーライドシステム」を今後世界で生産するすべてのモデルに導入していく考えも明らかにした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100217-00000128-jij-soci
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