忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

欧州日産は14日、『GT-R』の消防車仕様をドイツ・ニュルブルクリンクサーキットに寄贈した。GT-Rはその俊足を生かして、ニュルでの車両火災の際に、現場へ急行する。

[世界最速写真 日産 GT-R ニュルブルクリンク消防車仕様]

ニュルブルクリンク北コースは、1周20.8km。高低差約300m、コーナー数172という超難コースだ。自動車メーカーが開発テストの場所として活用するほか、お金さえ払えば一般ドライバーも走行可能。それだけに、事故や車両火災は日常茶飯事だ。

しかし、長く厳しいコースだけに、事故が起きても緊急車両が現場に到着するには時間がかかる。そこで、日産は、GT-Rをベースにした消防車を製作。ニュルブルクリンクに寄贈することにした。

GT-Rは、2007年10月の東京モーターショーでデビュー。3.8リットルV6ツインターボ(480ps、60kgm)に、独立型トランスアクスル4WDとデュアルクラッチ6速ATを組み合わせ、0-100km/h加速3.5秒、最高速310km/h(リミッター解除時)というパフォーマンスを発揮する。

GT-Rは発表以来、初の改良を2008年12月に受け、最高出力を480psから485psへ5psアップ。同時に足回りの設定も変更した。今年4月23日、GT-Rはドイツ・ニュルブルクリンクでタイムアタックを行い、7分26秒70という自己ベストラップをマーク。GMのシボレー『コルベットZR-1』が持つ市販車最速記録、7分26秒4に肉迫した。ニュルの消防車として、申し分ない性能だろう。

日産はGT-Rの消防車両開発に当たり、ドイツ・ボンに本拠を置くM&Mオートモーティブ社と協力。トランク内に消火システムと全長20mのホースを搭載した。さらに、後席を取り払い、50リットルの水タンクを配置。水もしくは消火剤は、20バールの圧力で噴射され、初期消火に対応する2分間分の容量を確保した。レカロ製バケットシートやロールケージも装着されている。

特別装備の追加により、車両重量は約200kg増加したが、欧州日産によると、「ニュルでのラップタイムは8分を切る」というから、超一級の性能に変わりはない。

歴代GT-Rはニュルブルクリンクで鍛え上げられてきただけに、GT-Rの寄贈は日産からのお礼と受け取れる。ニュルを走行する一般ドライバーにとっては、心強い「最速消防車」の登場だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090818-00000008-rps-moto
PR

Copyright © [ クルマ.info 本日のクルマニュース! ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]